1956年(昭和31年)

5月21日、京都ロータリークラブのアディショナルクラブとして、京都東ロータリークラブ創立。
発会式を兼ねた初例会開催。京都で3番目、日本で180番目のクラブとして23名のチャーターメンバーでスタートする。

発会式
チャーターナイトでの旧都ホテルゲート

恒例となった表千家初釜、年忘れ家族会をはじめ、様々なフォーラムやアッセンブリーなどの集いを通じ、会員間の親睦を深め、職業奉仕や国際親善に努める。

1966年~(昭和41年)

創立10周年。第500回例会を記念して、ロータリーソング「限りなき道ロータリー」を発表。作詞/平澤興 作曲/藤山一郎

500回記念ロータリーソングを歌唱する藤山一郎氏

当クラブ会員より1967~1968年度平澤興ガバナー(第16代京都大学総長)の誕生。
アディショナルクラブとして、京都山科ロータリークラブ(現・京都東山ロータリークラブ)、京都洛北ロータリークラブを創立。シスタークラブとして、台南扶輪社を結盟。ローターアクトクラブを創立する。

平澤ガバナー白浜大会
訪台団

1981年~(昭和56年)

創立25周年。園田髙弘芸術院会員によるピアノのチャリティーコンサートを開催。哲学の道記念碑の設置。
国際善意基金を創設し留学生援助を実施。「国際身体障害者技能競技大会・国際アビリンピック」日本開催に際し、国際ロータリー財団と全日本のロータリークラブが必要経費を援助。
インドシナ難民救済として国際ロータリー345地区と共同して寄贈。
ビルマ(現ミャンマー)ラングーン市医学生物研究所への援助。
印度医療奉仕団派遣。帯広ロータリークラブと友好クラブを締結。
ロータリー財団が、大学教員のための補助金プログラム及び災害救援プログラムを発足。飢餓救済奨学金新設。
創立30周年記念事業として、地域社会と連携を念頭に平安神宮応天門で光と音の大パフォーマンスを実施。広くマスコミでも紹介される。岡崎文化ゾーンの環境美化事業に対し、京都市より京都市功労者として感謝状を拝受。京都会館中庭に大型太陽電池時計を寄贈。
1986年7月よりはじめられたポリオ・プラス・プログラム※は、日本の目標40億円を越す47億円、国際ロータリー全体2億2,400万$の拠金を得る。

※ポリオ・プラス・プログラム (Polio Plus Program) とは・・・

ポリオ ( 小児マヒ ) 撲滅を目的とするロータリー財団の事業。プラスとはポリオのほかハシカ、ジフテリア、結核、破傷風、百日咳の五つの主要伝染病をプラスして同時に追放していこうという意味を込めている。この事業は WHO やユニセフと提携して推進中。 献金はポリオその他のワクチンおよびその保冷庫の購入費、輸送費はじめ接種活動に充てている。接種活動は、主に開発途上国の厚生省、地方自治団体保健当局などと協力して実施。ロータリークラブ会員はワクチン輸送、接種の意義、日時、場所の広報、医務要員の手当などに協力している。すでに全世界の児童約20億人がポリオ・ワクチン接種を受けたものと推測される。

1991年~(平成3年)

創立35周年。「平澤基金」を設立。こよなくロータリーを愛し、その精神に徹し自らこれを実践してきた、故・平澤興元会員を偲んで、ロータリー精神に照らし、特に意義ある奉仕事業に充当するための基金として設立された。

故・平澤興元会員

「骨髄の献血の和を広げる会」に賛同し「骨髄バンク京都シンポジウム」に協力。市民参加による「公開文化塾」はじまる。阪神大震災に対する支援として神戸ロータリークラブを通じ、被災された地域社会へ見舞金と医薬品を贈呈。

1995年~(平成7年)

創立40周年。フランスとの国際交流事業として、パリ管弦楽団との交流やパリ大学への図書の寄贈を実施。
第2000回例会を迎える。
京都市立桃陽養護学校京大病院分教室へ社会奉仕委員会が各種教育用機器へ贈呈。

パリ管楽器団との交流

2000年~(平成12年)

創立45周年。記念事業として、「日本の美、京都の心」をテーマに、一般市民に開かれた公開文化塾が開催され、申込者が2,138名に及んだ。
2004年、ロータリー100周年記念事業として、当クラブが独自に企画した公開世界青少年交流会事業に対して、地区ガバナーより新世代奉仕部門ガバナー賞を受ける。

2005年~(平成17年)

創立50周年。創立50周年記念事業として、地域社会へ奉仕と世界に活躍できる人材育成を目指して、京都市内の中学生を対象とした京都大学のオープンキャンパス「京大キャンパス見学とおもしろ教室」を開催する。「大気・海洋シミュレーション水槽における津波の実験」や「制振用実大ダンパーの動的応答試験装置による地震の実験」など世界最先端の研究を見学。また、敷地内施設や有名研究室の見学を通じて、次代の責任世代となる生徒たちに、学問の楽しさを体験する経験学習の機会を提供した。同じく50周年記念事業として、京都府知事 山田啓二氏、京都大学元総長 沢田敏男氏、そして歌舞伎俳優 坂田藤十郎氏による公開文化塾が開講され、述べ449名が参加。
2007年7月橋本長平会員が、2007~2008年度国際ロータリー第2650地区ガバナーに就任。当クラブとしては、40年ぶりの地区ガバナーの輩出となる。
2008年4月、橋本ガバナー、吉田修大会委員長、岡野益巳実行委員長のもとに地区大会が開催された。

2011年~(平成23年)

創立55周年。記念事業として、故竹内会員の発案で始動した当クラブ恒例のワインコンサートの形式を基本に、卓越した音楽センスと表現力溢れるロータリンの子女によるソプラノ、フルート、ピアノのアンサンブルコンサートを開催する。
また、今回は京都の伝統的な小町踊りに、現代音楽、振り付け、コレオグラフィー、そして若さを融合させた京都の新しいダンス、パフォーマンス・アーツを展開する現代歌劇団、「京小町踊り子隊」をアトラクションとしてステージに招き入れた。
3月3日-4日には、姉妹クラブの台南ロータリークラブから、陳高山会長をはじめ、会員15名ご家族11名計26名もの方々を迎え、親善交流を深めた。

2016年(平成28年)

創立60周年。実施した記念事業は次の通り。
「平澤興遺稿集」を再版発行。クラブの伝統的奉仕活動である一般市民対象の公開文化塾の開催。「京都の文化と伝統を統一テーマに、第1講座は「千家十職の思いとその未来」、第2講座は「宮中で愛された御所人形」、第3講座は「京料理と和食文化」のサブテーマで開講、延べ600名のご参加を得た。次いでクラブのテリトリー内にある改装となった「ロームシアター京都」へ漆芸の服部峻昇会員の二曲屏風「西方の光」を寄贈。同じく創立以来の例会場であるウエスティン都ホテル京都に、日本画の曲子明良会員の作品「月出づ」を寄贈。記念例会前夜には、姉妹クラブの台南ロータリークラブ、友好クラブの帯広ロータリークラブの「歓迎会」を開催し友好を深めた。
またこの5年間に亡くなられた会員の「追悼の会」を厳粛に実施、記念例会、祝宴を滞りなく実施した。60周年記念誌を発行し記念事業を終了する。
なお、2017年7月に国際ロータリー第2650地区ガバナーに当クラブの3人目の田中誠二ガバナーを輩出する。

西方の光
月出づ