京都東ロータリークラブ

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奉仕活動・活動紹介

2019年11月30日

「ミャンマー奉仕訪問団」ご報告

世界社会奉仕委員長 室 公博

11月30日AM6:30、宿泊先であるセドナ・ホテル・ヤンゴンから、目的地ヒンタダ地区ナベーゴン村小学校を目指して、ハイエース2台で出発。ヤンゴンから小学校までは約450km。およそ京都~東京間を、お世辞にもあまりキレイでない舗装の道路を激走し、ヤレヤレという思いとともに昼過ぎに小学校に到着しました。
ところが小学校の中に入ると、校舎の入口で大勢の子供たちや地域の皆さんが笑顔で私たちをお出迎えされているではありませんか!思わぬ歓迎に道中の疲れも一瞬で吹っ飛んでしまいました。
PM1:00、百葉箱(気象観測機器)の寄贈式典がスタート。ヒンタダ地区副知事様をはじめ、学校や地域の方々70名ほどの出席がありました。冒頭に山岸会長から「この気象観測機器を利用して一人でも命を失うことがないように祈っております」と挨拶がありました。
続いてSEEDS AISAのスタッフによる研修ワークショップが開催され、気候とその影響についてスライドを交えて説明があり、村の皆さんが真剣な表情でお話を聞いておられたのが印象的でした。百葉箱の前での設置セレモニーでは山岸会長、副知事、鶴田委員長と子供たちによるリボンカットが行われ、ナベーゴン村村長、小学校の校長先生から感謝の言葉が述べられました。式典の最後に質問コーナーがあり、当クラブメンバーからも現地の方々へ、地域の産業や災害の現状についての質問がありました。山岸会長夫人淳子様からは「男性は子育てに協力していますか?」といった質問が出され、その質問に村の男性たちが一斉にうなずいたのは見ていて面白かったです。終始たいへんに和やかな雰囲気で式典が進みました。今回、ナベーゴン村の他にも、ミャンマー工学会に1か所、他の小学校に4か所の合計6か所の百葉箱を寄贈いたしました。
鶴田国際奉仕委員長の2年越しの想いが実を結び、この事業を通じて、地域の皆様に気象観測の大切さを認識していただく良い機会となったと思います。また私自身、現地の子供たちの無邪気な笑顔や、地元の方々の心からのおもてなしや感謝の気持ちを肌で感じることができたのは、こうして現地に来られたからだと思います。本当にいい経験をさせていただきました。
最後になりますが、協力団体のSEEDS AISAの皆様、安全な旅のため職業奉仕を実践いただきました鵜飼会員をはじめ、ご参加いただきました皆様に心から感謝を申し上げます。

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2019年3月3日

3月3日吉田山植樹の記

社会奉仕委員長 和田行弘

3月3日日曜日、今日は京都東ロータリークラブの社会奉仕フォーラムの日でもある。桜の植樹と清掃は今回11年目を迎えますが、震災の年の中断があるため今年で区切りの良い10回目となった。そこで以下のスケジュールで実施した。

午前9時  吉田神社社務所前集合、植樹と清掃作業
午前11時  一般参加の社会奉仕フォーラム テーマ「吉田山の環境を考えよう」
午後12時30分  クラブ会員の懇親会 於:京都大学時計台下「ラ・トゥール」

植樹作業は午前8時に雨天の場合は中止となるが、さいわい朝の間は雨が降らず無事実施することができた。社務所前にはクラブ会員22名と家族1名、それに米山奨学生の呉くんと「吉田山の里山を再生する会」「吉田氏子講社」のメンバーや地元の方々約150名が集合した。(下記の協賛団体参照)吉田山の里山を再生する会代表の福井会員、京都東ロータリークラブ副会長の山岸会員の挨拶の後、植樹作業を行なった。

さて植樹と清掃であるが、今回も10本の幽斎桜の苗を植えた。植木職人の津田さまから例年と同様植え方を説明いただき、各班に分かれて植樹した(植え方の詳細や名前の由来は前回までの会報、または京都東ロータリークラブのホームページを参照)。われわれが担当したところには以前に植えた桜の苗木が転がっており、水遣りなど後の手入れの重要性を痛感させられた。植えることよりも育てる事の大変さは人も植物も同じで、伊東会長のテーマ「思いやりの心で友愛奉仕」の何事にも「思いやりの心」の必要性を実感させられた。

  • 3月3日吉田山植樹の記
  • 3月3日吉田山植樹の記

11時より吉田幼稚園の2階においてフォーラムを開催した。今回のテーマは「吉田山の環境を考えよう」である。長谷川会員も参加され、山岸副会長の挨拶で開会した。まず福井会員から吉田山の戦前からの様子をお聞きした。ついで京都大学大学院地球環境学堂准教授深町加津枝氏より里山の自然と人の共生することの重要性、街の中のオアシスとしての吉田山を再生する方法についてお話を伺った。平安時代から江戸時代にかけての吉田山が集約的に利用されている姿を絵図で拝見し、さらに古い写真による明治時代からの姿など福井会員以前の様子を見せていただいた。吉田山を神社の森としてのあるべき姿と人や自然など内外からの視点で見据えた場合、過去の何百年間と続いてきた森の集約的な管理方法に見習うべきことや、吉田山をめぐる自然と文化を大事にしていくことが京都の豊かな森として育てられることになるなど、大いに触発されるお話であった。講演後も参加者の方々から活発な質疑応答がなされ意義あるフォーラムとなった。今回、左京区役所の方々も参加されお礼の言葉をいただいたことを付け添えておく。

その後京都大学時計台下のフランス料理店「ラ・トゥール」において懇親会を開催し、深町先生も交えて作業後のお腹を満足させた。なお、今回福井会員の尽力によりわがクラブ主催の名前の入ったポスターが制作できたことを付け加えておく。また雛祭りの日にもかかわらず参加された多数の会員とご家族の方に心よりお礼を述べておきたい。

  • 3月3日吉田山植樹の記
  • 3月3日吉田山植樹の記

主催:
京都東ロータリークラブ、吉田山の里山を再生する会、吉田氏子講社

協賛:
吉田山を美しくする会、吉田神社/ボーイスカウト京都第42団、吉田学区各種団体連絡協議会、京都・薪ストーブ友の会

2019年2月11日

ミャンマー車椅子贈呈式参加

世界社会奉仕委員長 駒井 潤

今回のミャンマー行きは、私にとって31年ぶり2回目の訪問でした。航空機の窓からは、赤土の大地と点在する仏塔(パゴダ)が見える。昔と変わらない。しかし、降り立ったミャンマー国際空港には驚いた。どこの国の国際空港にも劣らない素晴らしい施設。入国に際しても全く煩わしいことはありませんでした。昨年に運行が始められたという空港シャトルバスに乗ってホテルへ。宿泊したセドナホテルは私たちが安心して、全く違和感なく滞在できる素晴らしいホテルでした。隣接する近代的なショッピングビルに行ってみると、世界のブランド品や電化製品にあふれ、きれいな格好をした人たちがショッピングを楽しんでいる。ご同行いただいた鶴田会員、佐々木(邦)会員と顔を見合わせ「こんな発展している国に車椅子の寄贈が必要なのだろうか」と考えました。ところが、翌日、迎えのバスに乗って数分走ったところで気がつきました。街の様子がホテルの周辺と全く違うのです。バスが進むにつれ昔ながらの風景が、そしてさらには、まるで掘っ立て小屋のような家が並ぶ貧民街も目の当たりにしました。つまり昨日私たちが見ていたのは、ミャンマーのごく一部の姿だったということです。

市内を抜けると道路事情が極端に悪くなり、バスに本当の意味で揺られること5時間、やっと目的地のエーヤワディー管区パテインという町に着きました。贈呈式は、ミャンマー保健省エーヤワディー管区保健局に於いて、保健局長のアウンクヤウハウエ様、ミャンマー国民健康財団理事長のタンセイン様、そして岡山大学医学部名誉教授の岡田茂様ご臨席の下、贈呈を受けていただく35の病院関係者を集めて行われました。保健局長の挨拶の中で「エーヤワディー管区の病院は備品も十分でなく、今回の京都東ロータリークラブからの車椅子寄贈はたいへん有り難いことであり、心から感謝申し上げる」と述べておられました。今回、当クラブが贈呈した車椅子は35台、エーヤワディー管区の35の病院に1台ずつ分配されました。これで、当クラブからのミャンマーへの寄贈は累計280台になりました。しかし、ミャンマーには車椅子を必要としている病院が、まだまだ、たくさんあるそうです。今後もこの事業を継続する必要性を感じました。

最後になりますが、現地関係者の皆様、現地とのやり取りをしていただいた岡田茂先生、そして「気をつけて行ってらっしゃい」と送り出していただいた当クラブの皆様に心より感謝申し上げます。また、海外経験豊富な鶴田会員と、いつも笑顔で接して下さる佐々木会員にご一緒していただいたことは誠に幸運でした。皆様とのお約束の通り、無事に帰ってまいりました。有難うございました。

  • ミャンマー車椅子贈呈式参加
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