吉田山さくらの植樹について

社会奉仕委員長 伊東 久重

本年度の社会奉仕フォーラム「吉田山さくらの植樹」は3月1日に雨天の中で行われました。
天気予報では明日は朝から雨ということで、明日の植樹は中止になるな~と思いながら朝食をとっていたところ福井会員から電話があり、桜の苗木の根の都合で植樹は延期できないので、雨具を着用して作業していただける方の参加要請が吉田山の里山を再生する会からあったとのことでした。そこで健康に支障のない会員に奉仕いただくということになり、参加予定の会員に急遽その旨を事務局からFAXを送りました。

当日は天気予報どおり朝から雨で何人の会員が参加されるか心配しましたが、予定者のほとんどが参加され、当クラブ会員の「吉田山さくらの植樹」に対する厚い思いを改めて知った次第です。

当クラブの定款及び細則の第5条五大奉仕部門の中で、社会奉仕はクラブの所在地域または行政区域内に居住する人々の生活の質を高めるために、時には他と協力しながら、会員が行うさまざまな取り組みから成るものであると定められていますが、まさしく吉田山は当クラブのテリトリー内において昔から住民の心の拠り所と言っても過言ではないと思われます。

2008年度から社会奉仕委員会が中心となって始められた吉田山の桜の植樹は、吉田神社宮司の澤井隆男会員と信徒総代の福井晟会員の大きな支援のもと、社会奉仕委員会のみならず環境保全委員会をはじめ当クラブ会員各位のご協力のおかげで今日まで継続して行われてきました。

吉田地区の各種団体、小学校、ボーイスカウトなどの積極的な協力もあり毎年変わらぬ盛り上がりをみせています。このように、吉田山を豊かな里山にするという奉仕活動が大きな成果をあげてきたことは当クラブとして誇りとすべきことであります。

この活動をこれからも継承し充実させてゆくことが大切であり、そのことによりロータリーの社会奉仕活動を広く世間に知らしめる大変意義深いことであると思われます。そしてそれは当クラブの将来の会員増強に必ずつながるであろうと考えています。次年度以降も「吉田山さくらの植樹」に会員の皆様多数のご参加を期待しております。